日記(ダイアリー)
ブルーシートでの雨漏り養生のポイント
関口です(^^)
台風19号が近づいてます。
進路予測の範囲内の方は、くれぐれもご注意ください。
今回は、繰り返し来る台風に備えるための屋根の応急処置について書きます。
自然相手のことですので、この方法で完璧!という訳ではないですが、
ベターな方法であることは間違いありませんので、ぜひ参考にしてください。
台風などで屋根瓦が飛んだり、雨漏りしたりしている場合の応急処置として、
上の画像のように、ほとんどがブルーシートで覆って養生しますよね?
通常の屋根養生は、ブルーシートの四辺に土嚢をひもやロープを用いてくくり付け、
さらに土嚢で押さえていくのですが・・・
(安全対策や基本的な養生方法については、ここでは説明を省きます)
ここでひと工夫!
ブルーシートの四辺にくくり付けるひもやロープの代わりにゴムバンドを使うのです。
たったこれだけのことで、繰り返し強風に煽られても持ちこたえることができるようになります!
ブルーシートの四辺には、ハトメというひもやロープを通すことができる金具が付いています。
このハトメに土嚢をくくり付けることで、シートがズレないようにするわけですが・・・
実は、強風時にはこのシートが煽られて土嚢ごと引きずられることが起こります。
上に置く土嚢の重しが多ければ多いほど良いのでしょうが、体力的な問題もあります。
ハトメにくくり付ける土嚢を重くすると、今度はハトメが壊れるか、
ロープが切れてしまうかどちらかになります。
そこで、ロープの代わりゴムバンドを用いると、このようなことになりにくくなるのです。
ゴムなので繰り返し煽られても心配ありません。
また、ゴムバンドは1本使いよりも2本使いの方がより安心できます。
輪っか状にしたゴムバンドをハトメに通して団子結びにし、裁縫の縫始めの玉結びの要領で留めます。
(ハトメが小さいので、十分留まります。)
トラックのシートをゴムバンドで留めているところ見たことありませんか?
これ、高速道路でも全くびくともしません。
おそらく、建築業界の人は「あ! そうだった!!」と思われているはず(^^)
ちなみに、ゴムバンドの購入ですが、
だいたいのホームセンターは、ブルーシートの近くに置いています。
(ここでいうゴムバンドとは、タイヤチューブを2センチほどの幅にカットしたバンド状のものです。)
最後に、今回の記事を書くにあたって、
ネット上で同じようなことが書いていないかとチェックした際に、気になったことを補足します。
ブルーシートの重しは、全て砂にしてください。
重しの代わりに、砂以外のもの(瓦など)で代用できるよう書いてある記事がありますが、
それは通常時のことであって、台風などの強風時には二次被害を起こしかねません。
台風時では瓦くらい簡単に飛んでしまいます。
必ず重しの中身は“砂”にしてください!!
ゴムバンドによる応急処置が、
できるだけ多くの方に役立つようにこの情報を拡散していただけると幸いです。
それではみなさま、ご安全に!!