外装
家を長持ちさせる技術 住吉Tさま邸
- #住吉 Tさま邸
関口です(^^)
木造住宅を長持ちさせるためには、通気がものすごく大切です。
木は製材されて建築材料になっても生きています。
湿度の高いときには湿気を吸収し、湿度が低いときには湿気を放出します。
ですので、木材を間違った気密方法で密閉してしまうと呼吸できなくなり、
腐ってしまったり、白蟻の被害を受けたりしてしまいます。
(白蟻は湿った木に寄ってきます。)
通気の方法は、外壁と柱の間に通気層を設けます。
上の写真のように、防水のためのシートの上から木の下地を取り付け、通気層を設けるのですが、
この防水シートは透湿性があり、現在はデュポン社のものが透湿性能、防水性能ともに
一番優れています。
これには赤ちゃんのオムツのような機能があり、湿気は出入りするけど
水気は通さないようにできています。
湿気が出入りできないと、赤ちゃんのおしりはムレてしまうし、水気を通してしまうと大変です。
家もそれと同じです。
通気層の空気は、外壁下部の隙間から温度差による上昇気流にのり天井裏へ上がり、
屋根の棟部分に設けた換気孔(棟換気)から外へ排出されます。
棟換気を外から見ると↓こんな感じ↓
片流れ屋根や下屋部分は、棟換気を取り付けれないので、外壁面に換気口を取り付けます。
木造住宅を長持ちさせるためには、
通気をしっかり取り木材を呼吸させる!
これに尽きます!